トリッキーな舞台と魅力的なキャラ!心理戦漫画ジャンケットバンク
あらすじ
主人公は御手洗暉。ギャンブラー...ではなく賭場を取り仕切る銀行の銀行員。
担当ギャンブラーである天才、真経津晨に強烈な信仰心を持っており、
彼の生き様を見届ける執着を見せる。
物語は「ギャンブル」「銀行の動向」「ギャンブル」...のように、ゲームを挟みつつ銀行の動向が進んでいく。
他の心理戦作品と比べて
「サシ」がメイン
こういった作品でよくあるのがギャンブラー多数の形式だが、ジャンケットバンクはゲームのほぼすべてがサシ勝負となっている。 まれにチーム戦での複数人対戦をあるが、二項対立という構造は崩さない。 そのため過度に複雑にはならないが、展開の予想はきっちり超えてくるため安心して良い
ギャンブラーが魅力的
ギャンブラーたちは基本「狂った人」として書かれている。しかし、同時に生き様がかっこいい人として描かれる。 趣味が手術の医者が登場したり、自分を見てくれないと気が済まない配信者が登場したり、 「どこか圧倒的におかしいのだが彼らなりの軸がある」ことに魅力を感じる。 御手洗暉もギャンブラーを尊敬するようなそぶりをするが、読者も共感してしまうだろう。
銀行の話も面白い
ギャンブラーの勝利が部署の権威に関連し、また、銀行員個人もその影響を受ける。 個々の銀行員には個性や思惑があり、そちらでの心理戦も面白い。 なんと「キャリア」を売ったり増やしたりできる独創的なシステムがあり、 それを持ちいたやり取りも興味深い
ギャンブル中に「問い」がある
対戦相手とは一対一のため交渉の余地なく煽り合うのだが、話の中で必ずと言っていいほど「問い」が現れる。 例えば警察ギャンブラーが「正義とはなにか」を問うてきたりなど、相手のキャラの軸に応じて哲学的な問いを エピソードとともに語られる。キャラの掘り下げになるとともに、この応答をしながらギャンブルの手を両者がうっていく。
大人気漫画
一巻だけ無料で読める期間があり、そこで読んでハマったため漫画を購入した。2026/2/10現在、17巻、160万部売れているらしい。 キャラクター人気もあり、書店で購入すると簡単なグッズも入手できる。
似た系統の作品
ACMA:GAME
サシでの勝負がメイン、という点で同じ。珍しく超能力系の要素も含まれるのだが全員が「しょぼめの超能力」なので不快感なく読める。 ちなみにドラマ化もされたが、主人公が高校生から青年に変更されており、要所が変わっている。