地雷グリコをネタバレなしで紹介。テンポの良い小説心理戦

女子高生が活躍する小説版のライアーゲーム

適度にルールを補完するように挿絵があり、テンポよく進んで行くため、 普段小説を読まない人でも「心理戦」が好きな方であれば楽しめるだろう。 活字に疎い筆者でもスイスイ読めた。

他の作品と比べて良かった点

途中過程を全て理詰めで伝えている

最近の心理戦作品の良くない風潮として、「必殺技」「必勝法」的な戦法に終始して 他は投げやりにしてしまう、ということが挙げられる。 物語が進むにつれ、「戦略っぽい1策」→(カット)→「必勝法ドーン」で済ませようとしており、もやもやしている。
本作は過程を全て書いているうえ、その内容がちゃんと理論的で面白い。この点が個人的に評価が高い。

珍しく話が重くない

負けたら借金1億、死ぬ、奴隷、などの要素はギャンブル漫画の特性上良くあるが、 正直個人的にはデスゲームの「デス」の部分にあまり興味がない。 戦略作戦必勝法。目的を果たすための戦略の殴り合いが面白いのであって、そちらに傾倒したのは嬉しかった。

ゲーム数が多く、テンポが良い

ページはかなり厚いが、5,6個のゲームで章分けの感じで、スイスイ読んでいけるのも良い点。 心理戦以前に、小説自体の読みやすさが光っている。

書店で購入しました

自分は書店で探して購入した。ミステリーのジャンルで賞を取った作品で、目立つところに置かれていた。 今は少し時間がたっているので分からないが、置いてないということはないだろう。

似た系統の作品

LIARGAME

一番似ているのは、先ほど言った通り「過程」も理論で詰め、適当に誤魔化してスキップしない、 という点が挙げられる。最近の作品にしては本当に珍しいと思う。

ジャンケットバンク

二人用のゲームで進んでいく、という点では似ている。また、ルール遵守がかなりの濃度で重要視されている点も 類似している。

感想について

本編に踏み込む内容はこちらで扱っている。意図的に読んでないと分からないようにかいているため、 読んだ方だけアクセスしてほしい。

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